「気を使われるのがしんどい」
「気を使われると、申し訳なく思ってしまう」
そんな風に悩んでいる人はいませんか?
人から気を使われているのを察知すると、なんとなく嫌な気持ちになったり、申し訳ない感情になってしまうことってありますよね。
ぼく自身、気を使われることが苦手でした。
それは「気を使われる=空気を読んで合わせてくれている」と感じていたからです。
でも、実際にはそんなことはなく、こちらの取り越し苦労だったりします。
以前、こういった内容のツイート( @kaizou_20191008 )をしました。
このツイートの通り「気を使われる」のではなく「気を使ってくれている」と解釈することで、気持ちが随分楽になります。
このことを意識すると、気を使われていても「感謝の気持ち」が生まれるでしょう。
ではなぜ、ぼくが「気を使われて感謝する」という考えに至ったのか。
それは、以下の3つのことを理解できたからです。
- 気を使われるのは優しさの裏返しなので、感謝すべき行為
- 発言は勇気あること。気を使われた自分を責めるのではなく、褒める
- コミュニケーションは、気を使い、気を使われることから始まる
この3つのことを理解していれば、気を使われたとしても「罪悪感」や「申し訳ない気持ち」を持たずに、相手とコミュニケーションが取れるでしょう。
結果的に、気を使ってくれた相手に感謝し、良い関係を築き始めることができます。
この記事は「気を使われるのが申し訳ない」「気を使われるのは悪いこと?」と思っている人に、読んで欲しいと思っています。
気を使われるのは、決して悪いことではありません。
「気を使われる」ということの本質を理解し、気楽なコミュニケーションが取れるようにしていきましょう。
気を使われるのは優しさの裏返しなので、感謝すべき行為
相手に気を使われると、申し訳なく思ってしまいますよね。
無駄な労力を使わせているのではないか、関わることで疲れさせているのではないか…。
でもそれは、ほとんどの場合は取り越し苦労なので安心してください。
気を使ってもらっているというのは、相手からの優しさの裏返しです。
「あなたの気分を害さないため」に気を使ってくれている場合がほとんどなので、申し訳なく感じるのではなく、感謝しましょう。
気を使ってもらって「ありがとう」と思う。
これだけで、申し訳ない気持ちを捨てて、ポジティブに物事を感じられるようになります。
気を使うのは、興味がある証拠。嫌なら気を使われない
「気を使われているな」と感じたら、感謝するようにしましょう。
それは相手が、あなたの為を思って取った行動だし、あなたに悪い気分になって欲しくないから、気を使っているのです。
気を使われるということは、相手から興味を持ってもらっていることの表れ。
例えばあなたは、気を使う相手のことが嫌いですか?
もちろん、嫌いという人もいるでしょう。
でも「本当に嫌いな相手」なら、気を使うようなめんどくさいことをしないはず。
気を使ってもらっていることに感謝して、こちらは歩み寄る。
そうすることで、良いコミュニケーションの足がかりを築くことができます。
発言は勇気あること。気を使われた自分を責めるのではなく、褒める
気を使われていると感じやすい人は「自分って空気が読めてないんじゃ…?」と思いがちです。
人間なので、空気が読めないことは仕方がありません、誰にでもあることです。
大切なのは、それにビビって発言を躊躇しないこと。
発言する全てが正解ばかり、そんな人はこの世にいません。
誰でも間違った発言をするし、あえて空気を読まないという人もいます。
気を使われたからといって、発言をためらうようにはならないでください。
むしろ発言をした自分を褒めてあげたり、気を使われた自分を誇りに思ってみてはいかがでしょうか?
たとえ発言が間違っていたとしても、それは悪ではない
気を使われたくない人は、間違った言動をすることに対して、大きな抵抗感を持ちやすいです。
もちろん、誰でも間違いは犯したくないもの。
でも、発言が間違っていたからといって「悪」ではないのです。
正しいことばかり言う人は存在しないし、間違えた行動をしてしまうのも、人間です。
その結果、気を使われてしまったり、空気が読めていないと思われることもあるでしょう。
でも、大事なのは発言をしたり、行動に移すという行為そのもの。
自分の言動で相手に気を使われたとしても、大したことはありません。
むしろ行動をした自分を褒めてあげて「気を使われてもへっちゃら」ぐらいで思っておいてOKです。
コミュニケーションは、気を使い、気を使われることから始まる
気を使うという行為そのものに、嫌悪感を抱いている人も多いかと思います。
でも、そもそも「気を使われる」のは、悪いことなのでしょうか?
気を使い、気を使われるというのは、一種のコミュニケーションです。
なので、何も悪いことではありません。
あなたが相手に対して気を使うのは、礼儀であったり、これから仲良くしたいという気持ちの表れ。
気を使ってきた相手からしても、その思いは同じのはずです。
なので「気を使い、気を使われる」という関係は、コミュニケーションの第一歩だと考えるようにしてください。
お互いが良い関係を築くには、まず気を使い合うことから
コミュニケーションは、一方通行ではありません。
相手の立場に立って物事を考えたり、お互いが気持ち良く関われるのが、良いコミュニケーションの足がかりです。
なので「気を使い合う」という行為は、良いコミュニケーションの始まりだと解釈しましょう。
今、とても仲が良い友人がいたとします。
そんな人とでも、最初は気を使ったり気を使われたりしていませんでしたか?
最初から気を使い合わない関係なんて、親子ぐらいなものです。
もしかしたら、親子でも気を使い合う場合もあるでしょう。
このように、気を使い合うのは何も悪いことではなく、むしろ前向きな行為なのです。
気を使われたら、こちらの気持ちを汲んでくれていると考えて、そこから良いコミュニケーションを派生させていきましょう。
まとめ
以上の3つの点を理解していけば「気を使われる」のにネガティブな感情を抱くのが減ると思います。
- 気を使われるのは優しさの裏返しなので、感謝すべき行為
- 発言は勇気あること。気を使われた自分を責めるのではなく、褒める
- コミュニケーションは、気を使い、気を使われることから始まる
「気を使われる」という言葉は、ネガティブワードで使われることが多いです。
でもぼくの場合は、それをポジティブワードに変換するようにしています。
「気を使われた」ことに感謝するようにし「ここから良いコミュニケーションが生まれる」と考えるようにしましょう。
そうすることで考えも楽になるし、人と関わるのが面倒にならなくなります。
気の持ちよう次第で、コミュニケーションの取り方を変えることができるので「気を使い合うのに疲れた」という人は、ぜひこの思考を実践してみてください。
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