「こだわりが強すぎて、仕事が遅い」
「完璧主義のせいで、精神的に余裕がない」
そんな風に悩んでいる、ビジネスマンの人はいませんか?
完璧主義なのは、とても良いことです。
でもそれで仕事が遅くなってしまったり、自分で自分の首を締めてしまうのでは、元も子もありません。
ぼく自身、完璧主義すぎて消耗してしまった経験があります。
自分の仕事に納得できず、挙句の果てに納期に追われる毎日を繰り返していました。

ちょっとでも気になる点があったらモヤモヤ。こだわりが強すぎて、精神的に追い詰められる…。
そんな風に、悩みつつも毎日頑張っていた経験があります。
ひどい時は「納期に遅れてでもちゃんとした仕事をせねば」と、本末転倒な働き方をしていました。
でも今では、完璧主義の働き方をやめて、精神的にゆとりを持って仕事に取り組めるようになっています。
なぜぼくが、安定した精神状態を手に入れることができたのか。
それは、以下の3つのことを実践したからです。
- 他人の評価を基準に。自己採点が高くても、それは自己満足なだけかも
- 80点の量産でOK。100点を目指して消耗する必要はない
- 仕事がデキる人はスピード感を重視。完璧な仕事よりも、速さを求める
この3つのことを意識して仕事をすれば、精神的に楽な働き方をすることができます。
その結果、効率や精度が上がり、仕事で結果を出せたり、自分を成長させられるようになるでしょう。
この記事は「完璧主義すぎて消耗している自分を変えたい」「仕事が遅い自分をなんとかしたい」と悩んでいる人に、読んで欲しいと思います。
楽な精神状態で、ゆとりを持った働き方ができるように、参考にしてみてください。
他人の評価を基準に。自己採点が高くても、それは自己満足なだけかも
完璧主義で精神的にゆとりがない人は、100点満点の仕事をしようと努力しているかと思います。
もちろんそれは良いことです。
でもそれは、果たして他人にとっての100点なのでしょうか?
自己採点で100点の仕事をしたと思っても、それはもしかしたら他人にとっての60点なのかもしれません。
取り掛かっている仕事は、誰のためにするのか?
それは自分のためではなく、相手のためです。
独りよがりな「自己満足」の仕事をしても、他人は評価してくれませんからね。
自己採点で完璧を目指すのではなく、相手に満足してくれる働き方や仕事をするように意識しましょう。
自己満足をやめて、相手がどう思うを考えて仕事をこなそう
仕事で満足感を得るのは、とても大切なこと。
ただし「自己満足」ではいけません。
「相手を満足させること」で、充実感を得られるようにしましょう。
100点の自己採点よりも「80点でも、相手が喜んでくれたらOK」と思える気持ちが理想的です。
例えば、自分ではまだ納得のいっていない仕事でも、相手がとても喜んでくれた。
そんな経験はありませんか?
この体験こそ、自己満足ではなく、相手を満足させる働き方です。
自己採点は、及第点をクリアできていれば十分。
仕事は、相手が満足してくれたらそれでOKだし、それこそ本質。
相手を喜ばせることに尽力し「自己評価の100点は、必ずしも相手が思う100点ではない」ということを理解しておきましょう。
80点の量産でOK。100点を目指して消耗する必要はない
完璧主義で消耗してしまっている人にとって、80点で仕事を提出するのには気が引けるでしょう。
でもたくさんの仕事が飛び交う現代社会では、80点程度の完成度で十分だったりします。
80点の仕事を提出し、問題点を見つけ出してもらい、最終的に100点にしましょう。
自分ひとりで100点を目指すのは、非効率。
80点までは自分で頑張り、残り20点は上司やお客さんと話し合い、精度を高めていく。
このほうが効率が良いのです。
80点の仕事をたくさんこなし、改善を繰り返し、最終的には100点の仕事になるようにPDCAを回していきましょう。
量産できるスキルは現代社会の武器。たくさん、速く仕事をこなそう
現代社会の働き方で大切なのは、まず「量」です。
もちろん「質」もある程度なのですが、まずは「量」が大事だと思います。
「量」をこなしつつ、だんだんと「質」を上げていく、これが仕事への効率が良い取り組み方。
経験がある人もいるかもしれませんが、80点の仕事をするのはわりと簡単です。
それよりも、残り20点の精度アップのほうが、難しかったり時間がかかったりしてしまうもの。
その20点は他人を頼って100点に近づけ、自分は80点の仕事を量産していく工夫をしましょう。
仕事がデキる人はスピード感を重視。完璧な仕事よりも、速さを求める
完璧な仕事を求めすぎていて、スピード感を無視していませんか?
ぼくの場合は、納期ギリギリまで粘ったり、時には少し納期を遅れてしまうことがありました。
それは「完璧な仕事 > スピード」と信じていたから。
でも完璧な仕事なんて自分ひとりでは完成しないし、納期は必ず守るべきものなんです。
例えば、あなたが上司の立場だったとします。
3日前に部下に頼んだ仕事の期限は今日、でもまだ提出されない。
そして、納期日の就業時刻ギリギリになって、仕事を提出される。
これでは、確認をするのが明日になるし、修正点や改善点があると、仕事の完成がどんどん遅れてしまいます。
このように、仕事がギリギリだと、どんどん仕事が遅れていくのです。
早め早めの行動で、納期よりも前倒しで仕事をこなしていきましょう。
そうすことで、仕事を自分のところで止めず、早く改善ポイントを知ることができ、結果的に精度の良い仕事が完成していきます。
スピード感は身を助ける。パススピードを上げて、精神的安定を手に入れよう
仕事のスピード感を早める大きなメリットとして「精神的安定が手に入る」というのが挙げられます。
自分のところで仕事が止まることが少ないので、仕事に追われなくなるのです。
たくさんの仕事が舞い込んでしんどい思いをしている人こそ、仕事のスピード感を大切にしましょう。
目の前に100個の仕事があるのと、10個の仕事があるのとでは、どちらが精神的に楽ですか?
間違いなく、10個だと思います。
仕事は放っておくと、どんどん溜まっていくもの。
それを回避するために、自分のところで仕事を止めないスピード感を意識してみてください。
精神的に安定してくると、仕事でのミスが減り、精度や効率のアップにも繋がります。
気持ちよく高い精度の仕事をしていくために、スピード感のある働き方を目指してみるようにしましょう。
まとめ
以上の3つのことを理解して実践すれば、ゆとりある精神状態で働けるようになります。
- 他人の評価を基準に。自己採点が高くても、それは自己満足なだけかも
- 80点の量産でOK。100点を目指して消耗する必要はない
- 仕事がデキる人はスピード感を重視。完璧な仕事よりも、速さを求める
完璧主義は、あなたの大切な長所。
でもそのせいで苦しんでしまっては、ストレスが溜まったり、仕事の精度が下がってしまうきっかけになってしまいます。
適度に力を抜き、良い仕事をするために、強すぎるこだわりは捨てる努力をしてみましょう。
仕事に追われているという人や、消耗している人は、自分が完璧主義すぎないかを見つめ直してみてください。
日頃から意識をして、少しずつ「楽な働き方」ができるように行動をしてみましょう。
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