「うつ病になったせいで、お金の心配が絶えない」
「現実問題、休んでばかりだと生活が成り立たない」
そんな風に、お金のことで悩むうつ病の人はいませんか?
うつ病の治療と言えば「薬」「自宅療養」が基本となりますよね。
でも、薬代や治療費はけっこうかかるし、自宅療養していてたら稼ぎに出かけることはできません。
ぼく自身、うつ病真っ只中の時に一番心配だったのは「お金の問題」でした。
将来どうやって稼げばいいかわからないし、病院に行けばお金は減る…。

無理して働きに出かけて、また体調を崩したら本末転倒だし、悪循環…。
そんな風に「お金と健康」という現実問題に直面して絶望していた経験があります。
ですが今では「新しい働き方」や「お金の節約方法」を知って、フリーランスとして生活することができています。
紆余曲折はありましたが、知ってチャレンジすることで「自宅療養中でもお金を稼げるようになった」のは、ぼくの人生の大きな収穫です。
ではどのような方法で、ぼくがお金の心配を減らせたのか。
それは、以下の3つの方法を実践したからです。
- 病院や薬代を抑える。「自立支援医療」を利用して負担額を減額
- 今後の身の振り方を冷静に考える。「職業訓練」を利用してスキルアップ
- 自宅で働くという選択を。クラウドソーシングでやれることを模索
この3つのことを実践すれば「お金の心配」という現実問題を、少し減らすことができるでしょう。
結果的に、新しい働き方や良い生活スタイルの確立に役立っていくと思います。
この記事は「うつ病治療中だけど、お金の心配のせいで病む」「うつから脱して社会復帰したいけれど、仕事が続くか不安」という人に、読んで欲しいと思っています。
もちろん、うつ病がひどくて動けないのであれば、無理におすすめはしません。
ですが、少し動けて「これから新しい生活を始めよう」と思っている人には、参考になる内容だと思います。
病院や薬代を抑える。「自立支援医療」を利用して負担額を1割に
うつ病の治療は、1回の通院では治りません。
通常は病院に何度も通って、先生とお話をし、薬を処方してもらうことになると思います。
病院や薬にかかるお金、けっこうな負担になっていませんか?
1ヶ月に1回の通院だったとしても、ぼくの場合は5000円以上かかっていました。
ですが「自立支援医療」の制度を利用すれば、負担額を「1割」に抑えることができます。
これは「精神疾患」と認められたら適用できる、れっきとした国の制度。
かなり医療費の負担が少なくなるので「お金が心配で病院に行けない」という悩みを解決することができます。
馬鹿にならない医療費。うつ病治療にお金をケチるのは本末転倒
ぼくの実体験なのですが、お金がないから病院に行く回数を減らしていました。
でも、これでは本末転倒なんですよね。
早く治してお金を稼ぎたい、でも病院や薬にお金を使うのが負担になるので、通院を控える。
これでは、体調も良くならない、社会復帰もできない、という悪循環に陥ってしまいます。
そんな時に役立って、今もお世話になっているのが「自立支援医療」という制度。
負担額が1割なので、今では1ヶ月に1000円程度のお金で治療を受けています。
現在うつ病などの精神疾患を抱えて通院している人は、ぜひ利用してみてください。

今後の身の振り方を冷静に考える。「職業訓練」を利用してスキルアップ
うつ病になってしまったら、これまで通り働くことに「ためらい」が生じるかと思います。
無理もありません、同じように復職して、またうつ病が再発したら怖いですからね。
そんな人におすすめなのは「職業訓練」を受けることです。
「職業訓練」は、簡単に言えば「国が運営している学校」のこと。
具体的には、デザイン、WEB、経理などの基礎を身に付けられます。
様々なコースがありますので、地方自治体で各々調べることができますが、基本的には全ての職業訓練は無料で受けられます。
これまで通り働けそうにないなら、新たなスキルを身に付けるために動いてみましょう。
ぼくの場合は、職業訓練でWEB関連の基礎スキルを身に付け、そのおかげで仕事を受注できています。
同じような境遇の仲間ができたりもするので、ぜひ利用をおすすめしたい国の制度です。
スキルを身に付け、お金を手に入れる。社会復帰を近付けよう
「職業訓練」をすることによる国の目的は「個人に新たなスキルを身に付けてもらい、就職してもらうこと」です。
そのため、基礎からみっちり教えてくれ、さらに面接サポート、就職口の紹介などを行ってくれます。
社会経験があまりないという人や、異業種への転職を考えている人にとって、とても助かる制度です。
新たなスキルを身に付けようとすると、お金を払って学校に行くか、テキストを買って独学するか、しかありませんよね。
でも「職業訓練」を受ければ、無料で新しいスキルを身に付けることができます。
ただし、学校には毎日登校しないといけませんので、うつ病でまだ外出が困難な場合だとおすすめできません。
「少し動けるけれど、復職はまだ難しい」と考えている人は、ぜひ職業訓練を検討してみてください。

自宅で働くという選択を。クラウドソーシングでやれることを模索
うつ病に苦しんだ人の中には「もう外で働くのは無理」と考える人もいるかもしれません。
ぼく自身もそうだったのですが、外出すること自体がとても困難なんですよね。
そんな時におすすめするのは「クラウドソーシングやSNSで仕事を探す」ということです。
「クラウドソーシング」とは、主に在宅で仕事を探せるサービスのこと。
下記の図をイメージしてもらうと、分かりやすいかと思います。

WEBライターやプログラマー、イラストレーターなど、多岐に渡る仕事があります。
未経験OKなどの仕事もあるので、自宅で稼ぎたいという人はぜひ登録し、できそうな仕事を探してみましょう。
新しい生き方を模索。多様な働き方が現実的になっている時代
うつ病になって回復してきたら、お金の稼ぎ方を真剣に考える時期がくると思います。
ぼくの場合は、うつ病の絶望の次に襲いかかってきたのが、お金の問題でした。
そんな時に助かったのが、クラウドソーシングの存在。
今でこそ、ぼくはWEBライターとして安定した収入を得ています。
でもサラリーマン時代は、ライターとは無縁の仕事をしていました。
つまり、未経験からクラウドソーシングに登録をし、徐々に仕事に慣れていったというわけです。
このように、新しい収入源を確保することができるのが、クラウドソーシングの魅力。
定期的に仕事を受注することで、自宅にいながらパソコンひとつで生計を立てることは可能です。
クラウドソーシングは、大手である「 ランサーズ 」や「クラウドワークス」の両方に登録しましょう。
毎日「どんな仕事があるのかな?」と眺めて、気になった仕事があればチャレンジしてみる。
これが、クラウドソーシングで稼ぐコツだと思います。
まとめ
以上の3つのことを参考に、うつ病によるお金の心配を減らしてみてください。
- 病院や薬代を抑える。「自立支援医療」を利用して負担額を減額
- 今後の身の振り方を冷静に考える。「職業訓練」を利用してスキルアップ
- 自宅で働くという選択を。クラウドソーシングでやれることを模索
うつ病になって、回復する段階での悩みのひとつが「お金」だと思います。
現実問題、お金がないと回復が難しかったりします。
ぼくの場合は、上記の全ての方法を実践し、お金の問題をクリアにしたことで、うつ病を抜け出すことができました。
もちろん、無理に全部をやらなければいけないということではありません。
クラウドソーシングなどの自宅でできることから始める、でも良いと思います。
少しずつお金の問題を解決していけば、つらいうつ症状を緩和することにも繋がるでしょう。
できることから少しずつ行動してみて、お金に苦しむ現状から、一歩抜け出す工夫をしてみてくださいね。
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